出前授業 in小学校
法教育出前事業
宮城県行政書士会の法教育事業の一環である「出前授業」の協力員として、昨日、石巻市の小学校へ「出前授業」を私含め3名の行政書士で行ってまいりました。
テーマは「スマホのルール」+「行政書士の仕事について」
学校から、ご依頼いただいたテーマは「スマホのルール」それに「行政書士のお仕事について」を加え、2部構成で講義を致しました。
行政書士のお仕事について
私は「行政書士のお仕事について」を前座で担当。
「行政書士という仕事って何?」ということから、「法律ってなに?」「どうしてまもらなければならないの」
といった内容をお話しました。
個人的に、子供達に何かを話す経験が、我が子以外にない私は、とても緊張しましたが、朝ドラ(「虎に翼」)をずっと子供と一緒に見ている中で、法律は大人になってから関わるものでなく、子ども時代から知っていても良いのではないかと思ってましたので、こどもたちに法律の世界を教えらえれる、この機会をすごく楽しみしていました。
さて、本番。
40人の生徒のキラキラした目に負けないよう、棒読みにならないよう、こどもたちの顔をみながら、お話させて頂きました。お仕事の紹介で取り入れた内容は、
①弁護士との違い(よく聞くけど、どう違うの?)
②法律とはなにか(ルールって守るだけのものでなく、みなさんを守ってくれるものでもあるんだよ)
③教育を受ける権利(憲法によって学校で学ぶ権利をみなさんは持っているんだよ)
特に、お仕事紹介は、みなさんに、私たちの仕事(比較的知名度はマイナーです)に興味をもってもらって、一人でも将来行政書士になりたいと思ってもらえたらとの思いもあり、できるだけ簡単なわかりやすい言葉で構成し作成しました。今思えば、「憲法」と「法律」の違いにも触れてもよかったと思っています。
「スマホのルール」
さて、いよいよ本題の「スマホのルール」について講義。
テレビ画面とクイズを交えながら、講義を行いました。大人が見ていても楽しく、私自身もスマホとの付き合い方に反省したところです。こちらの学校では、すでにスマホを持っている生徒は8割いました。そしてこの生徒たちは、これからもっと使い方が広がっていく年代に入られます。その前の段階の今に、スマホとの付き合い方を学んでおくことはとても大切です。
最後の質問タイム
最後の質問タイム。
「はい!」「はい!」と手がたくさんあがりました。
出た質問は、
「行政書士って儲かるの?」
「仕事していて何が大変?」
「大学行かないとなれない?」
などなど。行政書士の仕事への質問が予想以上に多く、私たちの仕事に関心をもってくれたようです。
質問の答えにどれも共通していることが、
「学ぶことが、努力することが大切」(いくつになっても)
ということ。
私たちの講義で、子供たちに伝わる何かが一つでもあれば、とてもうれしく思います。
出前授業について
宮城県行政書士会では、今年度から、小学校だけでなく、中学校に対象を拡大して行っております。(対象:小学校5・6年、中学校2・3年)令和6年度の予定は確定しましたが、令和7年度も開催予定です。興味ある学校の先生方は、講師派遣のご案内がとどきましたら、宮城県行政書士会までお知らせください。テーマ例は「スマホのルール」「著作権」「18歳少年」「自転車交通のルール」「約束をまもる」「選挙のはなし」などです。開催年度により、実施授業は異なります。親御様、先生方とはまた違った切り口で、生徒さんたちの学びの場になると思っております。どうぞよろしくお願いいたします。